群馬県が公表している新型コロナウイルスのオープンデータを用いて独自に感染状況を解析します。情報のリソースは「群馬県新型コロナウイルス感染症対策サイト 県内の最新感染動向(http://stopcovid19.pref.gunma.jp/)」[2020/7/28アクセス]です。
感染者数と検査数の推移
2020年3月15日から7月28日現在までの毎日の感染者(陽性者)と検査数、検査数に対する陽性者の割合(陽性率)をグラフにすると以下のようになります。
ここでの検査数はPCR検査と抗原検査の合計数を示します。抗原検査の方が検出精度は劣りますが、短い時間でできることことから、徐々に抗原検査の割合が増えているのが下記のグラフからわかります。
7月の群馬の感染状況を下のグラフに示します。7月後半から陽性率が高くなっているように見えますが、これはそれほど大きな変化ではないと考えます。7月の中旬頃から東京での感染者が増え、第2波の懸念が騒がれていますが、群馬に限っては陽性率が依然として0.1以下です。4月中旬のピーク時に比べればそれほど感染は拡大しているわけではないと考えられます。また、感染経路等の情報をつかみやすくなったため、検査対象者も以前よりも厳選されていることを考慮するとなおさらです。
今後も最新情報を用いて感染状況を解析していきたいと思います。